【百人一首】3番歌「足引きの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかもねむ」の意味などを解説!

百人一首

作者

柿本人麻呂

660~724年

奈良時代の代表的な歌人。

平安時代以降、歌の神様としておがめられた。

詳しい経歴は不明。

意味

山鳥の長く垂れ下がった尾のように、夜は長い。この長い夜を、私は一人で寂しく寝るのでしょうか。

解説

秋の夜に、恋人と離れて眠る寂しさを嘆いて詠んだ歌。

一人で眠ると寂しくて、夜がいっそう長く感じられるものです。作者は、本当に恋人と一緒に過ごしたっかたけど、はなればなれに眠るしかなかったのでしょう。秋の静かな夜に、恋人を思って過ごす、男性の切ない気持ちが詠まれています。 山鳥は記事の仲間の鳥で、オスには長い尾があります。オスの尾は、四十~九十センチメートルもの長さがあります。 この歌では、山鳥の尾の長さとを、夜の長さとを重ねて表現しています。

もっと詳しく

寂しさを強調させる「山鳥」

山鳥のオスとメスは、昼間は一緒でも、夜には別々の場所で眠ると考えられていました。このことから、恋人と離れて一人で眠るさみしさを表現するときによく用いられていました。山鳥は日本だけに生息する鳥で、九州、四国、本州の山に住んでいます。

ゴロ合わせ

  ながながしいあし

原文

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